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別名:ナットウキナーゼ, 納豆菌発酵エキス末, ナットウエッセ
主な作用・対象となる症状:血栓の溶解、心臓病、高血圧、血管の老化、ぼけ、脳血流障害、皮膚の老化、血液サラサラ
納豆は昔から薬餌といわれ江戸時代の「本朝薬鑑」にも納豆の効果が記載され、伝承的に血色がよくなる、肌がきれいになる、疲労回復、頭がしっかりする、など心臓や血管への効果が知られていました。これまで知られているウロキナーゼやプラスミンなどの薬剤はすべて静脈注射薬ですでに血栓症になってしまった人の治療だけが対象となり血栓予防目的には使用できません。しかも、血液中で薬剤の効果持続も20分以内と短いため治療効果を得るには病院で長時間の点滴注射が必要です。理想的なのはいつも食べている食品で血栓溶解作用をもっている物質です。血栓を溶かす作用があっても安全でなければ人には使用できません。
約200種類の食品が試験され、その中で特に納豆に強力な血栓溶解作用があることがわかりました。納豆は2000年以上も日本人の食卓にのぼりその安全性は確立しています。それゆえ天然の経口血栓療法剤と言われている所以です。
いろいろな研究がなされていますが、イヌの脚の静脈に人工的に血栓を作って血液が流れないようにして納豆菌発酵エキスであるナットウキナーゼ250mgを口から食べさせたところ、5時間以内に血液が流れ始めたのが観察されました。また、7名及び12名の健常人にナットウキナーゼ及び200グラムの市販納豆をそれぞれ摂取してもらったところ血栓の溶解された物質が血液中に増加し、摂取後16〜18時間という長時間持続したと報告されました。別の研究では眼底の静脈閉塞症で視力のおちた人に薬剤治療とともに納豆食を毎日100グラム、2ヵ月間食べさせたところ全く異常のない状態に戻ったと報告されています。納豆食を毎日1〜2パック(100グラム入り)食べれば血管に詰まった血栓が溶け、高血圧の患者では薬が不要になったという報告もあります。
来歴
納豆キナーゼは倉敷芸術科学大学の須見洋行教授が昭和53年に米国シカゴ・マイケルリーズ研究所で文部省在外研究員として循環生理分野において心筋梗塞や脳梗塞などの血栓溶解酵素を研究していたときに発見した酵素です。尿から取れる血栓溶解物質のウロ(尿)キナーゼにちなんでナットウ(納豆)キナーゼと命名しました。1986年にNHKで納豆に含まれる血栓溶解酵素ナットウキナーゼの顕著な効果が放送されてから納豆ブームとなりました。
効用・効果
1. 病気でないのに血液がドロドロしたり、赤血球が弾力を失い必要な栄養素や酸素を抹消の細胞まで運ぶ能力が低下し、血管内に沈着して血栓や梗塞による病気の原因にもなります。心筋梗塞や脳梗塞などの原因となる血管内にできる血栓形成を予防し、血流の流れを改善し、赤血球の弾力を回復します。
2. 納豆や納豆菌発酵エキス末には血管内にたまっているコレステロールを洗い流すレシチンや血液をさらさらにするリノール酸が多く含まれコレステロール値を下げます。特に、血圧が気になる人は納豆50〜100グラムを週3〜4回位食べると効果が期待できます。また、納豆や納豆菌発酵エキス末には細胞の酸化を防ぐビタミン類も含まれていますので血管細胞を若若しく保ちます。
3. 日本人のボケ(老人性痴呆)は欧米人に比較的多い原因不明のアルツハイマー型痴呆とは異なり脳の細い血管が徐々に詰まって血流が次第に悪くなりその地域の栄養や酸素量が減少してボケ症状がでてくる「血栓性」なのでナットウキナーゼ酵素により血の巡りを良くすることである程度防ぐことができます。
4. 人の細胞にとって一種の毒素である活性酸素を分解して無毒化する納豆のSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)は市販薬としてのSOD剤より強い活性を持っています。血管の老化、肌の老化、細胞のガン化などを予防します。
5. 納豆に含まれるビタミンK2(メナキノン-7)量を多く摂取すると骨量が増えます。但し、納豆キナーゼ(ナットウエッセ)からはビタミンK2を除去してあります。
用い方
人の身体は昼間活動しているため血液が活発に流れています。しかし、就寝中は身体の活動もおさまり血液の流れも緩くなって血栓が発生しやすい状況となります。最も効果的な服用方法は就寝前に毎日100グラムの納豆あるいは必要量のナットウキナーゼを含む、例えば「春の小川」のようなカプセル製品を2〜3粒飲むのが血栓を予防する意味では理想的です。
注意すること
1. 心臓弁膜症で人工弁を使用している人、冠動脈のバイパス手術を受けた人、人工血管を使った手術で「ワーファリン」という薬を服用している人はビタミンK2を多量に含む納豆やブロッコリー、ほうれん草などは控えましょう。ワーファリンは血液凝固を防ぐ薬でビタミンK2を多く摂るほど薬の効果が打ち消されて弱くなります。
2. 大豆を発酵する納豆菌は種類も多くネバネバに含まれる納豆キナーゼの活性の強さもさまざまです。納豆キナーゼ活性が一番強いと言われている納豆菌K-5株(合同酒精株式会社)を使用して医薬品レベルで発酵、精製されたような品質・活性がしっかり確立している納豆キナーゼを含む納豆菌発酵エキス末を選ぶのも重要なポイントです。
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